オバマ政権移行チーム、「アレスI」ロケットの開発中止を検討
なるニュースが飛び込んで参りました。
内容をサクーリとコピペします。
【Technobahn 2008/11/30 15:05】オバマ米次期大統領の政権移行チームがNASAが開発を進めているスペースシャトルに代わる有人ロケット開発のためのコンステレーション計画(Constellation Program)の計画縮小を策定していることが米宇宙開発専門誌「スペース・ドット・コム」の報道により28日までに明らかとなった。
政権移行チームでは既にNASA幹部に対してコンステレーション計画実現に必要な具体的な予算規模などのインタビューを実施。その上で、最小の予算で計画実現が計れる方策として有人宇宙船打ち上げ専用ロケットの「Ares I(アレスI)」に関しては開発中止とする方向で検討入りした模様だ。
政権移行チームでは「アレスI」の代りに有人専用ロケットとしては重量級貨物専用ロケットとして開発が進められている「Ares V(アレスV)」の規模を縮小したものを、もしくは衛星打ち上げ用ロケットして既に実績がある「Delta IV(デルタIV)」ロケットを利用するとしている。
政権移行チームではまた、有人ロケットの選択肢として開発中の有人宇宙船「Orion(オリオン)」をスケールダウンすることにより、ESAの「Arian V(アリアンV)」ロケットや日本の「H2A」ロケットによる打ち上げを行うことなども検討している模様だ。
……
これはとりあえず喜んで良いものなのでしょうか?
確かにアレスIはこのポンチ絵からも分かるとおり、素性の悪いロケットです。かといって、一応地上噴射テストまで終わったロケットの開発を途中で中止するのはもったいない気がしなくもありません。
しかし、代替として上がっている打ち上げ手段が
「「Ares V(アレスV)」の規模を縮小したものを、もしくは衛星打ち上げ用ロケットして既に実績がある「Delta IV(デルタIV)」ロケット」
というのは…うーん…
アレスVの規模を縮小したもの…いよいよH-IIそっくりなロケットになりそうな気がします。多分エンジンをRS-68×1基にしてSRBを4セグメントにして…まんまH-IIですねぇ。
で、さもなくばデルタIVとの事ですが…
実績があるなんてほざいているのはどの口だ?
現段階じゃH-IIAより打ち上げ実績無いじゃないか…
まあ日本の打ち上げペースは遅々としていますから、積み荷であるところのオリオン宇宙船ができあがってくる頃にはデルタIVもある程度打ち上げ回数が稼げていると踏んでいるんでしょうか…
どっちになるんでしょうねぇ。あと、アレスIには本当に復活の目はないんでしょうか。
まあ、多分、アメリカ景気悪いからすでに(一応)完成しているデルタIVに流れるんじゃないかと安崎的には踏んでるんですが。
多分アレスV改造版作るだけの予算無いんじゃないかなぁ。。。まあアレスIを中止してその予算を流用すると考えればいいのか。
で、ちょいと気になったのが最後のセンテンス:
政権移行チームではまた、有人ロケットの選択肢として開発中の有人宇宙船「Orion(オリオン)」をスケールダウンすることにより、ESAの「Arian V(アリアンV)」ロケットや日本の「H2A」ロケットによる打ち上げを行うことなども検討している模様だ。
またまたご冗談を!
…と言いたいところですが、これは(うまくいけば)案外アメリカにとっては悪い手ではないかも知れませんね。
日欧にオリオンを売りつけることによって、日欧の有人宇宙開発をアメリカのコントロール下に置くことが可能ですし、オリオンの輸出自体でアメリカの航空宇宙産業は多少なりとも潤います。
ロシアとクリーペル作るの作らないのと言っている欧はほっときまして、日本としてもこれまで求めてきた(そして手に入らなかった)有人宇宙開発技術を手に入れる好機となるかも知れません。もっとも、多分ほとんど全部ブラックボックス化されているでしょうが。
まあとりあえず、もしかしたら、アメリカからの借り物かも知れませんが、日本独自の有人宇宙開発が出来るかも知れないという期待をちょっぴり込めまして、この話題は引き続き追っかけていこうかと思います。
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